旭川の街中でワーケーション
豊かな自然とほどよく栄えた街が広がる旭川は、旅行先で仕事と休暇を切り替えながら行う「ワーケーション」にぴったり。疲れた時は旭川駅裏のガーデンで休憩したり、夜は飲みに出かけたり。ワーケーションで訪れた際の朝、昼、夜それぞれの楽しみ方を紹介します。一人はもちろん、家族と一緒に過ごすいちにちの参考にもしてください。
昼は仕事、夜は日本最北の繁華街を満喫
昼にめいっぱい仕事をした日は、やる気スイッチをオフにして夜のバケーション!旭川には、地元民で常に賑わう日本最北の繁華街「さんろく街」があります。はしご酒やまちの人との交流にピッタリの2つのスポットをご紹介します。
■昭和初期の雰囲気がそのまま残る小路
ゆらゆらとぶら下がる黄色い提灯に誘われて、吞兵衛たちがふらりと立ち寄る「5・7小路ふらりーと」。旭川名物の新子焼き、ねぎ塩ダレでいただく生ホルモン、ほっとする味わいのおばんざいなど魅力的な料理を振舞うお店が軒を連ねます。
ふらりーとの正式名称は「中央市場」と言い、実は戦前からある歴史的な小路です。かつては魚菜市場として栄え、少しずつラーメン屋や焼き鳥店、居酒屋などが増えて今の姿になりました。
季節にあわせた催しもあり、7月は夏祭り、10月はハロウィン、冬季は小路にアイスキャンドルの暖かな明かりが灯ります。初めてでも、なんだか懐かしい気持ちになる昭和の雰囲気漂う場所です。
- 5・7小路ふらりーと
住所/北海道旭川市5条通7丁目右6号・7号
営業/営業時間、定休日は各店により変動あり
※詳しくはURLより確認下さい- http://www.furari-to.net/index.html
■旭川にパリ発見?!
旭川駅を背に買物公園を進み、4条通りで左方向に曲がると突如現れる石畳。「パリ街」と書かれたネオン看板が光る、ディープなスポットがあります。
細い小路に、10店ほどの飲食店が集まっています。寿司屋や天ぷらの専門店などちょっぴり高級志向なお店から、美人女将のおでん屋、ジビエが楽しめる洋食店、生ラムジンギスカンの店、新鮮な刺身が楽しめる居酒屋など多彩な顔ぶれ。夜ごと通いたくなる、大人たちの人気スポットです。
大きなカウンターを備えた店が多いので、ひとり飲みにもぴったり。接待向きのお店もあるのでクライアントとの急な食事にもおすすめです。
- パリ街
住所/北海道旭川市4条通6丁目
営業/営業時間、定休日は各店にお問合せ下さい- https://www.atca.jp/kankouspoy/%E3%83%91%E3%83%AA%E8%A1%97/
遊びながら科学の勉強!ランチは家族みんなで
家族を連れてのワーケーションなら、パパかママのどちらかが仕事をしているあいだ、子供と一緒に科学館へ遊びに来ませんか?中心部からほど近く、子供だけじゃなく大人もわくわくする仕掛けがいっぱいの施設です。お昼は合流して、家族団らんのひとときを。
■体験型展示で楽しく学ぼう!新コーナーにも注目
中心部からほど近い旭川市科学館「サイパル」では、北国の自然現象や地球、宇宙について楽しく学べる仕掛けが盛りだくさん!マイナス20度を体験できる低温実験室、宇宙飛行士の訓練装置を模した宇宙ゴマ、ロボットサッカーなど、エキサイティングな展示に大人も子供も夢中になってしまいます。
このほか直径18メートルのドームを有するプラネタリウム、大型望遠鏡2基を備えた天文台、2021年には3Dプリンタやレーザー彫刻機を利用できるテックラボの開設をはじめ、デジタル地球儀の設置、錯視・錯覚の体験コーナーがオープン。さらに幅広い視点から科学の楽しさを伝えます。
料金(常設展示室/プラネタリウム)
大人410円/330円 高校生280円/220円 中学生以下はすべて無料
ほかセット料金、年間パスポート、団体割引等あり
- 旭川市科学館「サイパル」
住所/北海道旭川市宮前1条3丁目3番32号
電話/0166-31-3186
定休/毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、毎月末の平日、年末年始 ※7月下旬から8月末までは無休
開館/9:30~17:00(入館は16:30まで)
P/あり(無料)- https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/science/
■好きなものを好きなだけ。絶景広がるビュッフェ
たっぷり遊んだあとはビュッフェでランチを。ホテル最上階の15階にある北海道スカイテラスMINORIでは、道産食材をふんだんに使った60種類ほどの料理を楽しめます。キッズコーナーには、唐揚げやポテトフライ、ハンバーグなど子供に人気のメニューがたくさん!ほかにもライブキッチンでシェフが仕上げるステーキや旭川正油ラーメンも人気です。
窓から見える景色にも注目。270度のパノラマビューが広がり、座る場所によって見える景色はさまざま。席はファミリーにおすすめのソファ席、大人数にも対応したテーブル席、景色が堪能できる2人用の窓際席などシーンにあわせて使えます。
ランチ
大人1,738円 ※65歳以上は1,518円
小学生990円
幼児(未就学児)無料
- 北海道スカイテラスMINORI
住所/北海道旭川市7条通6丁目アートホテル旭川15階
電話/0166-25-5656
定休/無休
営業/ランチ11:30~14:30(14:00 LO)
※朝(6:45~10:00)と夜(17:30~21:00)も営業しています。詳しくはHPをご覧ください
P/あり- https://asahikawa-minori.com/
ひと息つきたい、そんなときにはこんな場所
気合を入れる一杯、ほっとひと息の一杯。香り高いコーヒーがあれば言うことなしですね。旭川の中心部には居心地のいい広大なガーデンも広がっています。コーヒーをテイクアウトして、まちなかのオアシスでひと息…もおすすめです。
■自家焙煎の挽きたて&淹れたてコーヒー
仕事がひと息ついたら、駅からほど近いホテルの1階にあるこちらのカフェでコーヒータイムはいかがでしょうか。大雪山のふもとで採取した鉱石を熱し、その遠赤外線で焙煎した特別な豆を、一杯ずつ丁寧にハンドドリップで淹れてくれます。店内に芳醇な香りが広がるほどに、疲れた頭も安らいでいくのを感じるはず。
お腹がすいているなら、食事もどうぞ。スパイシーなスープカレーや、コク深いルーカレーも提供しています。中でもいちおしは、一人用の小鍋で提供してくれるチーズフォンデュ。グラスワインが付くので、リッチな気分がさらに盛り上がりそうです。
- 珈々豆屋 旭川駅前店
住所/北海道旭川市宮下通8丁目1962-1ホテルルートインgrand旭川駅前1階
電話/0166-76-5850
営業/日~水:10:00~16:00(フード提供15:00まで)/木金土:10:00~21:00
(※まん延防止等重点措置期間中は営業時間20:00までとし、アルコール提供を休止します)
定休/無休
■旭川駅南側に広がる、四季を感じるガーデン
旭川駅の南側に広がる「あさひかわ北彩都ガーデン」は、まちの中心にある、駅直結のガーデン。雄大な忠別川に沿っていくつかのエリアに分かれ、季節や時間帯によって見せる表情を変えます。
旭川駅の南口を出てすぐの場所にあるアウネの広場には、華やかな園芸品種と自生種の花壇が広がります。北彩都橋方向に進むと、次に見えるのが鏡池・プロムナード。天気の良い日には遠くに大雪山系十勝岳連峰がみえ、周りの木々が池に映り込む絶景を拝めます。続く園路を進むと、休憩所として利用できるガーデンセンターと無料の駐車場もあり、ここまで駅から徒歩で7分ほど。それぞれのエリアにベンチも用意してあるので、好きな場所で休憩できます。
JR旭川駅内には地域の名産である「旭川家具」が設置され、どなたでも自由に使用できます。また、旭川観光物産情報センターではフリーWi-Fiも提供しています。快適なスペースで仕事をしながら、家族は北彩都ガーデンを散策するなど、快適な非日常空間で新鮮なワークスタイルを取り入れることもできます。
- 北彩都ガーデン(ガーデンセンターの情報)
住所/北海道旭川市宮前2条1丁目
電話/0166-74-5966
開館/9:00~18:00(11月~4月は17時まで)
定休/毎週月曜日、月曜祝日の場合は開館、翌火曜日休、年末年始
※ガーデンは定休日はなく、時間外の利用もできます
P/あり(53台分無料)- http://www.asahikawa-park.or.jp/kitasaito/
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集中して仕事をして、空いた時間で充実した休息や遊びを取り入れるワーケーションは、テレワークが進んだ現代ならではのスタイル。ご紹介したスポット以外にも、旭川市にはまだまだたくさんの魅力があります。旭川観光コンベンション協会のホームページを参考に、あなたらしい、自由な働き方を見つけてください。