旅行の醍醐味と言えば「心に残る体験」をすることではありませんか？おいしいものを食べる、美しい景色を見る、名所に訪れる…など様々な体験があります。今回は旭川の文化に触れる「体験」をご紹介します。

明治31年創業の近藤染工場は、温もりあふれる手染めの技術を今に伝える老舗染物店です。旗やのれん、はんてんに大漁旗…色鮮やかで力強い文字や絵を、一枚一枚職人たちが手作業で作り上げています。

この体験プランの魅力は、日々たゆまぬ努力で技術を磨く職人たちが、本格的な刷毛引き染めの風呂敷づくりをサポートしてくれるところです。「春夏秋冬」「旭橋」「旭山動物園」など旭川ゆかりの絵が描かれた風呂敷を、染め色ごとに大小の刷毛を使い分けて丁寧に染めあげていきます。伝統の技に触れながら、旭川らしいおみやげを作ることができる体験です。

地酒をはじめ、全国の銘酒がずらりと並ぶ酒屋。店内奥の細い通路を抜けると、和モダンで統一されたスタイリッシュな角打ちスペースが現れます。

地酒３銘柄が飲み比べられる「利酒旭川」は、角打ち体験にもってこいのお得なセット。旭川の「男山」「高砂」「大雪乃蔵」に加え、近郊の「三千櫻」「上川大雪」「国稀」などから、店主がその時々でおすすめする３杯を提供します。もちろんすべて特定名称酒で販売もしているので、気に入った酒が見つかれば、おみやげに1本購入するのもよし。ショーケースから直接ボトルを選んで飲む、本来の「角打ち」にもぜひチャレンジを。

旭川駅を背に、買物公園を8条まで進むと見えてくる「ミチヒト」。キャンプや登山で使えるオリジナルグッズ、ペット用テントなどユニークなアイテムを制作販売しています。

体験で作れるのは、スマートフォンと小銭入れを入れるのにちょうど良いサイズのサコッシュ、一升瓶用の酒袋、四合瓶が2本入るミニトートの3種類。どれも3～5色の帆布から好きな色が選べます。パーツ選び、金具付け、スタンプでデコレーションなどをして自分だけの一点を仕上げます。「制作途中についたシワも味になります。時間が経つほどに変わる色味も楽しんでほしい」とオーナーの見上 道さん。

普段は立ち入ることのできない社殿に入り、神様の一番近くでお祈りできるご祈祷。神職が祝詞を奏上してお客さまの願い事を神様に届けてくれる儀式で、日本の文化を体験したい海外旅行者からも人気のアクティビティです。

上川神社は道内に3か所しかない頓宮の一つ。今回のご祈祷体験では、一般開放していない内宮の見学もできます。「神社に行くと、その土地の歴史がわかる」と言われているので、本当の意味で“旭川を知る”体験がしたい人におすすめ。思い出に貴族が着ていた装束や平安時代に男性の公家が普段着・狩衣（かりぎぬ）を着て記念撮影もできます。

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今回紹介した体験は全て屋内で体験できるので、季節や天候に左右されないのも旅行中は嬉しいポイントです。事前に予約が必要な場所ばかりなので、お忘れなく。