主な登場人物

北丘蒼太
主人公。東京・銀座の老舗料亭「富み久」の板長。
純朴な青年。北海道新ひだか町出身。亡き両親も料理店を営んでいた。(父も料理人。)
現在は東京で一人前の料理人を目指して精進している。

赤瀬雅美
「富み久」で蒼太と働いている女性板前。
かつて蒼太が助(=お店の手伝い)をしていた日本橋の料亭「神かわ」で働いていた。
蒼太のことを慕っている。

吉屋純子
蒼太の同郷の幼なじみ。
かつて富み久で働いていたが,今は故郷・北海道の新ひだか町に戻り働いている。
蒼太のことを慕っている。通称「純ペイ」。

富田さつき
「富み久」親方夫婦の一人娘であり,現在は若女将として修行中。
蒼太が慕っている女性。

ジミーさん
立ち呑み屋「みなと」の常連客。
旭川出身。3年前に東京へ出稼ぎに来たが,競馬で収入をすってしまい,妻子のいる旭川へ帰ることができないでいる。

旭川編に登場する人物

大西青年
旭川市役所の観光課職員。
同郷会の依頼により,旭川での食材探しなど蒼太の案内人を引き受ける。
まだ若いが,言動に落ち着きがあり,蒼太は何かと恐縮する人物。

小菅
旭山動物園元園長。
蒼太が旭川に着いた初日,足をくじいた蒼太の手当てをした。

三四郎おかみ
居酒屋「独酌 三四郎」の女将。
日本酒学の講師をしており,旭川の地酒「風のささやき」をプロデュースした。

藤丸
和食「花まる亭」の店主。
蒼太が旭北海道の食材を活かす「えぞ料理」に専心。

※旭川編で登場する旭川市の人物は、大西青年など一部の人物を除き全て実名となっています。